グランプリ
金城学院大学
吉田 京加
【Show girl】
アメリカのダウンタウンのショーパブをイメージしたドレスである。肌と生地をなじませ、才能を内にとどめることができず、溢れ出してしまっているところを表現している。
中部ファッション専門学校
西崎 芽衣
【万華鏡】
幾何学模様の千変万化といえる偶然的存在の統合が不思議で魅力的な世界を作っている万華鏡。覗き込み模様を変えていくうちに気に入った模様が見えた時は、しばらくそのままにしておきたい気持ちになる。その美しい模様を切り取りデザイン画に落とし込みました。
中部ファッション専門学校
太田 未夢
【不安定】
この作品は、現在を生きる自分自身をイメージして描きました。今、世界ではコロナ禍により”不安定”で暗い日々が続いています。しかし、こんな時代でも”明るく、強く生きていたい”という願いを込めて、このデザイン画を描きました。
文化学園大学
福井 紅瑠実
【 Le rêve en couleurs ~色づく夢~】
コロナウィルスが発生してから1年、現在も外出自粛を余儀なくされ、世界で感染拡大が止まらない。生活様式が一変し、先行きが見えない中、何からも縛られることなく私たちが互いに尊重しあい自由に自己表現できる社会になってほしいという思いをこめたデザインを提案。そんな願いを角度によって異なるシルエットとひとつひとつのカラーに乗せながら、左右に広がる布を軽やかになびかせることで、未来へ突き進む挑戦的な感情を表現した。今回のコンテストのテーマでもある「angle~見方を変えれば世界が変わる~」を、太陽光に反応して変化するフォトクロミック加工の布地を使用することで表現し、外で着用する際と室内で様々な角度から色やデザインの変化を楽しめる衣裳に仕上げた。また、布の光沢や透け感、ドレープ性を活かし、スモッキングやキルティン、プリーツ、フリルなどの服飾技法を施すことで、女性の持つ優美で繊細な美しさを表現。著しく変化する社会で、どんな瞬間も自分らしく生きる女性に向けたファッション。
大阪文化服装学院
名蔵 愛美
【Structural】
物体そのもには色がないにもかかわらず、見る角度によって様々な色に変化する構造色に注目。構造色を持つモルフォ蝶と孔雀をテーマに、観点(=angle)を変えれば世界は何通りにも広がっていくという意味を込めました。
中部ファッション専門学校
野田 いおり
【conflict】
相反する二つのもの、不安と希望。世界は今この瞬間も止まることなく動き続けている。目まぐるしい日々、何が正しくて何が間違っているのか。私たちはそれらをこの目でしっかりと見て、悩み、考え、答えを出し未来へと駆けていく。
中部ファッション専門学校
山下 瑞貴
【mimoza】
ミモザの花。1つひとつは小さく、力のないように見えるが、実に成長が早く、5mを超える大きな気に育つ。その小さな丸い花が集まって大きくなっていく様子を表現した。
名古屋ファッション専門学校
佐藤 紬
【人生楽しんだもん勝ち】
「生」と「死」を表した。一番遠い様に見えるが、見方を変えればこの二つはすぐ近くに存在している。今生きているということは当たり前ではない。辛いことがあっても全力で生きて、全力で楽しむしかない、自分はそうしたい、という思いで描いた。ワンピースは、サーモグラフィーの柄と軽いシルエットで「生」を、ワンピースから出ている布は、ニュースの記事やお経で「死」が纏わりついていることを表現した。
国際ファッション専門職大学
大下 彩楓
【After the rain】
心に雨が降るような憂鬱な気分の時、いつもの景色も重くくすんだ色に占領されたように見える。しかし、絶望すら感じるそんな時でも、その雨により色鮮やかな花が咲く。傘や屋根の下から花が這い出て溢れる様子を表現した。思い通りにはならないこの時代でも、いつかは雨が止むはずだから、悲観的にならず見方を変えてポジティブにいこうというメッセージをこめた。
慈恵歯科医療ファッション専門学校
笠原 夏希
【pure desire】
アングルは人によって違い、自分が今見ているアングルは自分にしかわからない、自分だけのもの…そこに詰め込まれた女の子の夢や欲望を一つに落とし込んだデザインです。いつだって大好きなものに囲まれていたい、純粋で欲しがりな気持ちはファッションを追う女の子たちの象徴。自分だけのアングルを愛し、人のアングルも愛せる私になりたいという思いを込めました。
中部ファッション専門学校
半田 妃花
【生命】
”生きる”ということの強さを生物、水、植物、様々なもので表現しました。自身に絡みつく水と鯉で生きることの意味や人の強さを表しています。背景の不安感に負けることのない力強い作品にすることにこだわり、鮮やかな色の服にしました。
中部ファッション専門学校
藤田 起唯
【魚眼 SU-TU】
アングル=カメラでものを写す角度なので、私は、カメラから魚眼レンズを連想して、それをテーマにしました。魚眼レンズを覗いて見た時に中心から膨張して見えるアングルを描きました。
名古屋文化短期大学
岩本 真奈
【from the end】
どんなにお気に入りの服も、どんなに高い服も、捨ててしまえば全部同じ場所で処分される。貧しい国への寄付として送られる服は使えるものが少なく、ごみになることがある。服を手放す前に、服を購入する時に、服の最期をまず考えてほしいという思いを込めました。服の最期からの視点で環境に優しい服を生み出していくという逆からの角度から見た考え方を、服の最期のごみ山の光景からインスピレーションを得たデザインに織り込み、表現しました。